01:そして、朝になる 眠るように 静かに 深い溜め息を残して あなたは 何処か遠くへ 笑っていましたか 報われないものだと あなたは 笑っていましたか ひとり膝を抱えるには 此処はとても広くて 肩が冷たくなりました 指先が凍えました 唇が震えています 何度夜をいだいても 空虚に飛ぶ意識が沈黙を叩くだけ あなたが 二度と見ることのない夢ならば もう夜は要らないのです 夢だったのなら もう